平成12年6月定例会議案質疑 議事録
○1番(岡田耕一君) 私からは、所属する建設委員会の付託案件以外の2項目について質問させていただきます。

 議案第114号財産の取得、化学消防ポンプ車についてでありますが、まず、日ごろから消防職員の皆様には日夜業務に励んでいただき、私自身現役の消防団員として親しみと尊敬を感じているところであります。また、市民の生命と財産を守るという消防本来の目的からすれば、今回のような消防自動車、装備品等の充実は本当に喜ばしいことだと思います。平成11年7月発行の「豊田の消防」を見ますと、今回の案件にあります化学消防ポンプ自動車の配備というのは、中署と南署2台になっております。こうしたことで現在、化学消防ポンプ自動車というのは特別の火災のときに出動すると思われるのですが、どこのエリアにこうした想定される建築物があるのか、そうしたことをもとに今後の配備計画、今回のポンプ自動車の配備のことについてお聞きいたします。

 2点目ですが、今回8名による指名競争入札ということでポンプ業者やタンク業者、また、仕様書を見ますと、日野製の自動車ということでありましたが、今回落札されましたのが、メーカー系の販売店ではなく、株式会社モリタが約7,334万円で落札されたということは、実績も含めてこの辺の流れのことを教えていただきたいと思います。

 2点目、議案第115号ですが、こちらも財産の取得、高規格救急自動車の件についてでありますが、現在こちらも中署、北署、南署、東分署、西分署、藤岡小原分署の計6台が配備されているそうでございますが、今回の2台の配備ということですが、これは中署、南署の更新ということだそうです。こちらの更新された古い高規格救急自動車、こちらは予備車という形になり、実際は使われなくなるようでございますが、せっかくすばらしい高規格の救急自動車でございますので、条例で消防職員等の人員等の関係もございますが、この予備車という形、最大限に利用できることを踏まえて、今後どのように活用していくのか、お聞きいたします。

 それから2点目、今回の金額で言いますと1台あたりにしますと2,268万円ということでございますが、こちら昨年11年7月に入札していただきまして11年7月5日に契約されました同様の高規格救急自動車と比較してみますと、1台あたりの単価が約95万円の違いが出ております。仕様等を見ますと、冷温蔵庫等の有無、あとそれぞれの装備等に充実はあるのですが、これらの違いでこれだけの金額の違いがあるのかどうか、お聞きいたします。

 以上で質問といたします。

○議長(鈴木伸介君) 湯浅理財部長。

○理財部長(湯浅庫三君) 
お尋ねの114号化学ポンプ自動車でございますが、これは大変車両よりぎそうの費用が非常に高いものでございまして、自動車メーカー、あるいはぎそうの専門のメーカー、そういった方々の競争を高めるという意味で8名の入札を実施いたしました。

 それから、115号の高規格自動車でございますが、これは平成11年と今回のものとかなりの差があるのではないかというお尋ねでございますが、これは昨年の購入したものと今回の購入したものと装備内容がかなり違っておりまして、また、グレードもかなりアップをして応急対応に対処できるようなそんな工夫がしてございますので、この辺の差ができたというふうな理解をしております。

 以上です。

○議長(鈴木伸介君) 成田消防長。

○消防長(成田勝利君) 
まず、議案第114号の化学車の購入についての御質問を1点ございました。

 現在、配置は御指摘のとおりです。中署、南署に1台ずつ置いております。化学消防車の使用のこれは一つの見込みでしょうけれども、実際に稼働はほかの車と違って非常に少ないということは事実です。しかし、現在、市内には、正確なちょっと細かい数字まではわかりません。1,100幾つかの危険箇所、危険物の貯蔵施設を持ってございます。そういう意味から言ったら、少なくとも各署に1台は将来的には配置すべきものだろうと、そんなふうに考えております。

 それから、議案第115号の高規格消防車の件ですけれども、2台の更新がございますけれども、現在持っておる2台の車を予備車として使うという、これは私、正式には決めておりません。現在、予備車として使っておるのは、二科程仕様の車を2台とも使っております、予備車として。したがって、これは更新期に来た車両というのは相当酷使しておるわけですから、今度更新します4台を全部見比べまして、その中でいいものを選択して2台残すと、そういう考え方でおります。

 高規格救急車というのは、御承知のように、言い換えれば救命士が搭乗する救急車でございます。したがって、俗に救命士が使う3点セットというものを乗せておるわけでして、現在、高規格救急車としてのすべての機材、それから車の対応、すべてが整っておるものは、先程御指摘の3署及び分署にございます。これらの救急車の予備車でございますから、高規格救急、いわゆる救命士の存在するところについては、この3点セットを搭乗させて、もし残すのであれば、この救急車を使っていきたい。救命士がいないところについては、この3点セットをおろして二科程仕様の形で予備車として使ってまいります。

 したがって、大事なことは、前の議会で申し上げましたように、少しでも早く救急救命士を全車に搭乗できるような配慮を今後急ぎたいと、そんなふうに考えております。

 以上、答弁といたします。