1、 豊田市北部地域の交通問題について

(質問主旨)
乗客数減少により廃線の計画がされている名鉄三河線猿投駅以北と皮肉なことに通過交通量の増加等により都市計画道路の整備が計画されている豊田市北部の猿投地区。これら道路交通と公共交通機関のあり方等、クルマの街である今後の豊田市全体の総合的な交通問題についての1つの考え方として北部地域の交通問題について質問致します。

(1)名鉄三河線存続問題について

@名鉄が毎日、2000人の乗客数がなければ廃線といっているが、名鉄の営業努力を含め、それについて市としての見解は。
A井郷、猿投台、石野中学校区など沿線以外の市民にとって猿投駅以北の三河線存続問題をどのようにとらえたらいいのか。この問題は、全市民にとっての問題なのか、それとも特定地域の問題なのか。
B3年間の執行猶予期間があるが、市として乗客数を増やすための策はあるのか。
C地元地域が盛り上がらなければ存続はあり得ないと思われるが、市として地元の存続対策をどのようにサポートするのか。
D地元は、バス代替では、容認できるのかどうか市は住民の声を把握しているのか。
Eバス路線さえない他の地域からすれば、年間1億円もの税金を3年間も補填することについて異論がある方もいるようだが沿線以外のバス路線さえない地域の足の確保に今後どのように取り組んでいくのか。
F付帯施設を含める年間維持管理赤字が4億5,000万円と想定される豊田スタジアムと比べれば1億円の補填で済む三河線存続は、交通弱者への福祉政策との考えからいいとの考えもあるが市として存続の分岐点はどこか。

(2)猿投地区の都市計画道路 について

@御船花本線、越戸停車場線、猿投学校通り線、猿投停車場線および3つの駅前広場は、平成何年度完成をめどに整備する予定なのか。
Aこれらの4路線、3広場は、三河線廃線を前提に計画されたのか、それとも存続を前提に計画しているのか。
B各都市計画道路と三河線との関係をどのように考え、各ルートの線引きしたのか。
Cルートを決める際、総合交通対策課、都市計画課、自治振興課、都市交通研究所等その他の部署とのすり合わせは、どのように行なわれたのか。
D三河線が存続し、利便性が高まれば、また、既に計画決定された都市計画道路が順調に整備されればこれらのルートの必要性はあまり感じられないが、どうか。
E小さな自治区、コミュニティを分断する都市計画道路は、地元の理解があって初めて進んでいくはずであるが、住民説明会は、今後、しっかり実施されていくのか。

9月定例会一般質問議事録

○議長(鈴木伸介君) 次に、1番、岡田議員。

○1番(岡田耕一君) 私は、通告に従い豊田市北部地域の交通問題について2項目の質問をさせていただきます。

 まず、1項目めの名鉄三河線廃線問題について7点質問いたします。

 今回廃止が検討されております名鉄三河線の猿投駅以北沿線は、中学校区で言いますと猿投台中、井郷中、石野中の3校区にあたります。そして、この区間は西広瀬小学校区から猿投台中学校に通学されている22名の生徒さんにとっては大切な通学の手段となっている路線であることを忘れてはなりません。現在、猿投台中学では、西広瀬小学校区の生徒には自転車通学は許可しておらず、100パーセントが三河線での電車通学となっております。

 まず考えなければならないことは、この廃線予定区間は住民にとってどのような位置づけの路線であるか、どれだけ大切な路線であるかということを十分認識しなければならないということであります。廃線の根拠となっております乗降客数の問題ですが、平成11年の1日あたりの平均乗降客数は666人ということで、確かに名鉄が言われますように、この数字では鉄道としての役割を終えつつあるかのようにもとれます。しかし、この数字は集中豪雨により6月30日から8月13日までの運休の影響もあったということを忘れてはなりません。

 そこで実際にどれだけ乗降客がいるのか、三河御船、枝下、三河広瀬、西中金の4駅の1日あたり平均乗降客数を昭和45年から平成10年まで調べてみました。45年には4駅合計3,329人だった乗降客数も昭和57年に1,956人と初めて2,000人を割り込み、ほぼ毎年のように減少しているのも事実であります。しかし、平成3年でも1,789人の乗降客がいたのです。平成10年でも1,190人いました。平成11年の666人というのは例外的な数字であります。

 そこでこの廃線問題を沿線地区だけの問題ととらえず、豊田市全体の問題と認識し、地元の方はもちろん、多くの市民の皆さんに御利用いただき、何とか1日あたり乗降客数2,000人を確保し、豊田市が1円の赤字補てんもすることなく名鉄に存続していただけることを希望しつつ、提案も含め質問をさせていただきます。

 まず1点目、名鉄が2,000人の乗降客がなければ廃線と言っておりますが、名鉄自身の乗降客を増やす営業努力も含め、また廃線についての考え方について、市としてどのように思われているのかお答え願います。

 2点目、この問題は沿線の特定地域の問題なのか、それとも全市民にとっても問題なのかどうか、沿線以外の市民にとって猿投駅以北の三河線廃線問題をどのようにとらえたらいいのか、市としての考えをお聞きいたします。

 続きまして3点目、廃止までに3年間の猶予期間がありますが、市として乗客数を増やすための対策案はあるのか。あるならどういうものを考えているのかお尋ねいたします。

 多くの方に乗っていただくためには、定住人口を増やす、交流人口を増やす、もっと地元の方により多く乗っていただく、この3点だと思います。そして、そのために考えられる対策を私なりに列挙してみました。1.沿線を市街化区域とし、宅地開発し、定住人口を増やす。2.各駅をパークアンドライド、キッスアンドライド対応とし、利便性を向上させる。3.各駅の駐輪場をさらに整備し、併せて周辺に自転車道も整備し、利便性を向上させる。4.沿線に大学、専門学校等を誘致し、交流人口を増やす。5.地元の方に定期券、回数券等を購入していただき乗車機会を増やす。6.体験型農業公園が本当に必要と考え、市として推進するというのであれば、山中町を最有力候補地としているようでありますが、可能であれば、駅がそのまま農業公園にあるというようにいずれかの駅周辺に持ってくる。7.今回の補正予算にも上がっておりますが、都市交通研究所に策定依頼をする体験型交通公園も同様の考えで、いずれかの駅周辺に持ってくる。もちろん駅名は交通公園駅であり、レールバスはそのまま一つの体験コーナーとし、外観は子供受けするSL型やレトロ調に改造する。8.名鉄と協議し、土・日・祝日のレールバス内への自転車乗入れを解禁し、サイクルレールとして観光客を呼び込む工夫をする。9.地元自治区の集会所や公民館等を駅舎と共用し、地元の方の乗車機会を増やす。10.万が一この3年間で2,000人の乗客数が確保できなかった場合は、自治省が黒字化が見込めない第三セクターは認めないと言っているようですが、猿投駅以北の経営権及び土地を市が買い上げ、地元はもちろん多くの市民の方に出資していただき、出資額に応じて無料パス、回数券等を発行するなど、黒字化に向け市民レールとしてかわいがってもらうなど、第三セクター、もしくは市営で存続させる。11.どうしてもレールバス存続が困難になった場合には、御船駅までは何とかレールバスを存続させ、駅周辺をパークアンドライド、キッスアンドライド対応の面整備を行い、御船駅以東は路線跡をアスファルト舗装し、基幹バスのようにバス専用レーンとして西中金駅まで三河線ルートで市営、もしくは第三セクター方式でバスを走らせる。バス対応できない矢作川橋りょうは、すぐ下にある両枝橋で対応し、すぐ三河線に戻れるようにする。両枝橋付近の道路が狭いというのであれば、これに合わせて道路整備をするか、西広瀬地区経由の広梅橋で対応し、地元の方も心配されているバスの定時制の確保を図る。専用バスレーン化できれば、路線を足助まで延伸し、もみじ狩り等、観光客対応の渋滞対策とする等が考えられます。

 時間もありませんので私の質問一つ一つにお答えはできる範囲で結構ですが、さきに指摘しました定住人口を増やす、交流人口を増やす、地元の方により多く乗っていただくを中心に市が考える具体策についてお聞かせください。

 次に4点目ですが、当然ですが、沿線の地元地域が盛り上がらなければ存続はあり得ないと思われます。地元と協議会等を設置し、本格的に対応策を協議されるようですが、市として地元の存続対策をどのようにサポートしていくのかお聞かせください。

 5点目の質問は、地元はバス代替で容認できるのかどうか、市は住民の声を把握しているのかということであります。5月に行われました22自治区、回答者数で言いますと、1,135世帯のアンケート調査によりますと、廃止後の希望交通手段でバスでもいいと言われる方が98名、レールバスでなければと言われる方が341名となっております。これらバス代替では困ると言われる方がなぜそうなのか、本当にバスではだめなのか、バスでも問題を解決できれば納得いただけるのか、また沿線を市街化開発してでも存続できるのであれば地元は容認できるのかなど、市はどのくらい住民の声を把握しているのかどうかお伺いいたします。

 6点目は、バス路線もない他の地域から見れば、年間約1億円もの貴重な税金を3年間も赤字補てんすることについて異論のある方もおみえになるようであります。沿線以外のこうした地域の移動手段の確保について、今後、市はどのように取り組んでいくのかお聞かせください。

 7点目、来年6月オープン予定の豊田スタジアムは、付帯施設を含める年間維持管理赤字が4億5,000万円と想定されております。三河線の廃線予定区間の赤字補てん額は1億円。こうして考えますと、楽しみのために興行目的で4億5,000万円も税金を使えるのなら、貴重な移動手段として高齢者や交通弱者への福祉政策との考えから、三河線存続は1億円の赤字補てんで済むのなら3年以降も存続させてもいいのではないか、そのような考えもできます。廃止するのは簡単です。しかし、復活させるのは本当に困難です。地元に駅、鉄道路線があるということは、いわゆるステータスであり、郷土愛の源かもしれません。廃線してしまえばますますこの地域の過疎化が進んでしまうかもしれません。市としての考えをお聞きいたします。

 続きまして、2項目めの猿投地区の都市計画道路について質問いたします。

 乗客数減少により廃線の計画がされております名鉄三河線猿投駅以北と、皮肉なことに通過交通量の増加等により都市計画道路の整備が計画されている豊田市北部の猿投地区、これら道路交通と公共交通機関の関係を考え6点の質問をさせていただきます。

 まず1点目ですが、現在、計画素案を作成し、住民説明会を進めている御船花本線、越戸停車場線、猿投学校通り線、猿投停車場線及び三つの駅前広場は何年度完成をめどに整備する予定なのかお聞きいたします。

 続きまして2点目、これらの4路線、3広場は、三河線廃線が問題になっている各駅との接続が非常に悪いように思われるのですが、これらの計画、ルートの選定は三河線廃線を前提に計画されたものなのか、それとも存続を前提に計画されたものなのかお尋ねいたします。

 3点目ですが、先程も言いましたが、各駅との接続が非常に悪いこれらのルートは、各都市計画道路と三河線との関係をどのように考え線引きしたのかお聞かせください。

 4点目、これら各路線、ルートを決める際、各部署とのすり合わせ、意見交換はどのように行われたのかお答え願います。

 5点目、三河線がこのまま存続し、利便性が高まり利用者が増えれば、また既に計画決定された都市計画道路が順調に整備されれば、御船花本線や猿投学校通り線は余り必要性が感じられないのですが、いかがでしょうか。

 6点目、最後の質問になりますが、小さな自治区、コミュニティを分断する都市計画道路は、地元の理解があって初めて計画が進んでいくはずです。住民説明会は、今後しっかり進められ、住民合意なくして先に進んでいくことはないのかお尋ねいたします。

 以上で1回目の質問を終わります。明快な御答弁よろしくお願いいたします。

○議長(鈴木伸介君) 小山企画部長。


○企画部長(小山正之君) 岡田議員の豊田市北部地域の交通問題について、名鉄三河線存続問題についてと、猿投地区の都市計画道路についての質問にお答えいたします。

 最初に、名鉄三河線存続問題についての1点目、名鉄が毎日2,000人の乗客数がなければ廃線と言っているが、名鉄の営業努力を含めそれについて市としての見解はですが、名古屋鉄道は旅客の減少に対し、利用促進と営業の合理化の両面から取り組み、運行ダイヤの改正、ワンマン運転化や無人駅化などが行われていますが、営業努力が十分なされているとは思っておりません。しかしながら、利用客は年々減少し、現在では1日の輸送密度は700人を切る状況となっており、ただ民間鉄道事業者に任せて維持存続することは非常に難しいと認識しております。

 この項2点目、三河線存続問題は、全市民にとっての問題なのか、それとも特定地域の問題なのかですが、沿線地域の特定の交通課題として扱うのではなく、鉄道は将来都市交通体系のかなめとなるという認識を持ち、全市民の問題として対応することが必要と考えております。鉄道は唯一定時制が確保された公共交通であり、名鉄三河線、猿投から西中金間についても、猿投北部地域ばかりではなく、豊田加茂地域の公共交通ネットワークの基幹となるものと考えております。

 この項3点目、3年間の猶予期間があるが、市として乗客数を増やすための策はあるのか、4点目、地元地域が盛り上がらなければ存続はあり得ないと思われるが、市として地元の存続対策をどのようにサポートするのか、5点目、バス代替では容認できるのかどうか、市は地元の声を把握しているのかですが、市として現状で輸送密度2,000人を確保できるような具体策は持っておりません。しかしながら、沿線地域の存続意向は非常に強く、この廃線問題に危機感を持って地域が一丸となって取組みを開始されつつあります。市としても庁内に関係部課による利用増進の検討を行いたいと思っております。最終的に  2,000人確保のめどが立たなければ3年後には廃止となり、バス代替などの別の交通手段について地域と共に検討していくことになります。地域とは既にコンセンサスをとっており、これからも継続していく予定です。いずれにしても、まず輸送密度2,000人を確保の活動を地域と一緒になって行うことが先決と考えております。

 この項6点目、沿線以外のバス路線さえない地域の移動手段の確保に今後どのように取り組んでいくのかですが、行政がすべて運行するのではなく、地域と交通事業者と行政が一体となって互いに支え合って地域にとってふさわしい交通システムを作り上げていくことが望ましいと考えています。したがって、9月1日から試行運転している堤・駒場地区のふれあいバスの運行実績等を見ながら、また地域におけるバス運行負担などに対する条件整備が整ったところから今後生活バスについて導入検討をしていきたいと思っております。

 この項7点目、1億円の補てんで済む三河線存続は交通弱者への福祉政策等の考えからいいという考えもあるが、市としての考えはのお尋ねですが、鉄道や基幹となるバス交通は、公共交通ネットワークの根幹をなすものとして将来的にも存続させたいと思っております。したがって、本市においては、こうした基幹交通はあくまで民間交通事業者にゆだねていきたいと考えております。そのために必要な行政支援は、議会や市民の理解を得ながら行っていく考えであります。

 次に2項目め、猿投地区の都市計画道路についてお答えします。

 最初に、猿投地区での都市計画道路の必要性について御説明します。

 当該地区には約200ヘクタールの市街化区域があり、1万4,000人の人が生活をしております。一般的に通常の市街化区域であれば、都市幹線道路は2キロメートル間隔、地区幹線道路は1キロメートル間隔で配置するのを標準としております。しかし、この市街化区域内に地区の幹線道路に位置づけられた都市計画道路がないため、朝夕の通勤時間帯には通過車両が生活道路に入り込み、歩行者、自転車等の通勤・通学者にとって非常に危険な状態にあります。今回進めています地区幹線道路は、当該地区のまちづくりには欠かすことのできない都市施設であり、駅へのスムーズな連絡、安全な歩行空間の確保、居住環境の改善等、地域住民の手によるまちづくりの骨格道路と思っております。

 質問の1点目、御船花本線、越戸停車場線、猿投学校通り線、猿投停車場線及び三つの駅前広場は、平成何年度完成をめどに整備をする予定なのですかですが、現在、都市計画決定の手続中であり、完成時期は決まっておりません。経験則からおおむね20年くらいかかるかと思っております。

 この項2点目、これらの4路線、3広場は、三河線廃線を前提に計画をしているのかですが、計画の案は数年前から持っていましたし、三河線の存続を前提に都市計画道路の計画をしております。

 この項3点目、各都市計画道路と三河線の関係をどのように考え、各ルートの線を線引きをしたのですかですが、道路と三河線の関係ですが、駅前広場を配置しているように、都市構造として各交通との結節点整備を行い、合理的な都市交通システムを目指すため計画をしております。

 この項4点目、ルートを決めるのはどのように行われたのですかですが、まず都市計画はネットワークとして線形の連続性の議論を行います。その中には当然将来交通量も入ってまいります。その後、道路構造基準に従い、地形及び地域の土地利用との調和、平面、縦断線形のみならず、横断線形との調和、線形の視覚的検討、交通の安全性と快適性、施工上の制約条件、地質・地形・地物などの制約条件、建設費及び維持管理費などの経済性など様々な検討を加え決定しております。

 この項5点目、三河線が存続し、利便性が高まれば、また既に計画決定された都市計画道路が順調に整備されれば、これらのルートの必要性は余り感じられないがどうかですが、これらの道路は、鉄道駅や学校等主要な施設を結ぶ地区幹線道路であり、三河線の存続廃線には大きくは関係しないと思っております。鉄道の利便性が向上し、利用者が増えれば、駅へのアクセス道路として必要性は増大すると思っております。

 この項6点目、小さな自治区、コミュニティを分断する都市計画道路は、地元の理解があって初めて進んでいくはずであるが、住民説明会は今後しっかり実施されていくのかですが、自治区や関係する地域の皆さんには、パンフレット等をお配りし、御不満があれば何度でも説明会や話合いをしていくことは当然の責務と考えておりますので、今後とも今までどおり御理解いただけるよう努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。


○議長(鈴木伸介君) 1番、岡田議員。


○1番(岡田耕一君) 今の御答弁に対しまして4点ほど再質問させていただきます。

 豊田市全体の問題であるという割には余り市の方から全市民に対しての働き掛けの表現がなかったように思われますので、これはまず市民に対して市長さんの方から何とかそういう形で働き掛けの意味も含めて御答弁いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから2点目ですが、2,000人達成するための具体的な策を現在持っていないというお答えでしたが、例えば地元で1,500人まで何とか1日乗っていただく、それ以外は500人、何とか地域以外の方に乗っていただく、そうすれば実際に500人を確保するためには約18万人が年間乗っていただくことになります。それは行きと帰り、往復ということを考えれば9万人という形になりますので、そういった形で全市民35万人の中から何とか9万人、年に1回は乗ってくださいよという形で働き掛けもすることも含めて具体的な案、一つぐらいはないかなと思うんですが、その辺の御答弁よろしくお願いいたします。

 また、道路の方の関係になりますが、主要な施設を結ぶ地区幹線道路と言われる割には駅周辺へのアクセス道路とか、駅周辺のパークアンドライド、キッスアンドライド、その辺の対応が全然なされてないような都市計画のように思われるのですが、その辺のお答えをよろしくお願いいたします。

 それから最後ですが、住民に不満があれば次のステップに進むことはないというお答えでしたが、その辺の確認だけ再度よろしくお願いいたします。 以上です。

○議長(鈴木伸介君) 小山企画部長。

○企画部長(小山正之君) 4点の再質問にお答えさせていただきます。

 市としての全体の移動手段だということで市としての働き掛けがないのではないかという1点目でございますけれども、先程も具体策がないという話をさせていただきましたが、当然庁内でこれからいろんな形での利用促進策、どうできるのか、何が使えるのかということをやっていきたいという、そういうことを思っております。そういった中で状況に応じて全市民に呼びかけたり、いろんなことをしていきたいなというそんなことを思っております。

 それから、2点目も若干似ておるわけですけれども、具体的な策の中で地元が例えば1,500人で、また他の地区に500人ぐらい呼びかけるようなことをしたらどうだという話ですが、地元の方も現在その立上げのための委員会といいますか、それを作っていただく動きをしております。間もなく発足するということを聞いておりますが、ぜひそことうちの方と協議をしながら、何とか2,000人という形を考えたいなというそういうことを思っております。ちょっと具体策がなくて大変申しわけないですが、そういう形で考えさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、都市計画の関係でちょうど私ここに持っておりますけれども、道路、地区幹線道路ということですが、そういった駅だとか、地域の中を走るという、まさしく大きな幹線道路は前に決まっておりますが、今回計画させていただいているのは、まさしくそれぞれの地域の方と駅をいかに結び付けて、例えば猿投駅とか越戸駅にどう結び付けるのかという、その駅をどう活用するのかという形で決められておる都市計画の地区幹線道路だと思っておりますので、若干私の方の説明が悪かったかもしれませんが、そういうつもりで思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、最後の点で住民に不満があればやらないのかということですが、当然粘り強く説得させていただきたいと思っていますし、すべて100パーセントという話になるのか、それぞれ地域の中でも十分議論いただいてぜひ御理解いただく中で進めていきたいというそんなことを思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(鈴木伸介君) 1番、岡田議員

○1番(岡田耕一君) 再々質問という形になりますが、今の御答弁ですと全市民に対してこの路線を存続させたいという意気込みがどうしても感じられないんですが、その点よろしくお願いいたします。

○議長(鈴木伸介君) 鈴木市長。

○市長(鈴木公平君) 三河線の廃止問題は大変厳しい状況です。赤字補てんしても続けないと言ってるんです、名鉄は。まずは日常的に利用される方々がどういうふうに受け止められるのか、そこから始まると思います。それから全市民にお願いをしていくということだと思っております。よろしくお願いします。

○議長(鈴木伸介君) 以上で1番、岡田議員の質問を終わります。



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