13年3月定例会議案質疑 議事録

○1番(岡田耕一君) 私からは、議案第6号豊田市情報公開条例の一部を改正する条例についてお聞きいたします。

 先程も園田議員、大村議員からも御質問と答弁もございましたので重複していない部分についてお尋ねいたします。

 まず、今回の条例案なんですが、非常に知る権利、説明責任や出資法人等の情報公開度を上げたということで評価できる点では評価できるとは思うんですが、まだまだ改正すべき項目も残っているように思われます。そこで、今回の審議会等の検討も含め今後引き続き検討しなければならない項目というのがあるのかどうかお尋ねいたします。

 また、今回も改正をしていただくわけですが、今後、定期的に行う予定があるのか、またこれは必要に応じて改正という形になるのかお尋ねいたします。

 三つ目ですが、今回、施行日を13年7月1日となっておりますが、私から素人的に考えますのは、早くやれば非常にありがたいと思っているんですが、なぜ7月まで施行できないのかお尋ねいたします。

 次に、議案第7号豊田市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてお尋ねいたします。特に、この中の我々市議会議員の議員報酬の増額に関して質問いたします。

 今まさに春闘賃上げ交渉真っ盛りで、業績のよい悪いで大きな差が出ている昨今でありますが、大きく見ますとまだまだ経済的に非常に厳しい状況でございます。また、豊田そごう閉店により失業された方も非常に多くみえます。確かに我々がいただいております議員報酬は生活給であり、実質的には政治活動費、調査研究費等を報酬から出しているという側面を考えますと我々の生活は決してゆとりのあるものではないことも確かであります。しかし、こうした厳しい時期に報酬等審議会の答申を受けたとはいえ、市議会議員報酬の4,000円増額というのはいかがなものかと思ってしまいます。そこで、この増額の根拠、また近隣自治体と比較しどうかということも含めてお答え願います。

 次に、議案第24号豊田市消防団条例の一部を改正する条例についてお尋ねいたします。

 昨日も多くの皆さんの出席の中、消防団観閲式が挙行されました。市民の生命と財産を守る大切な役割を担っている消防団の必要性、重要性は、特に東海豪雨災害時の活躍でも明らかなことだと思います。特に仕事を休んでまでも災害時に活躍される団員の待遇面の配慮は考えなければなりません。そこで、2点の質問をさせていただきます。

 報酬額の近隣自治体との比較についてお尋ねいたします。

 2点目、報酬についてと出動手当についての基本的な考え方についてお聞きいたします。

 以上で質疑といたします。

○議長(鈴木伸介君) 宇井総務部長。

○総務部長(宇井e之君) 岡田議員の議案第6号の情報公開条例について3点の御質問でございます。

 1点目は、今後引き続き検討しなければならない項目はあるのかという御質問であります。

 先程ちょっと申し上げましたが、情報公開条例、2年を経過いたしまして、その間、国の情報公開法や他市の内容、そういったものもいろいろ情報として受けております。今回はそういったものを含めて審議会の中で検討して今回の条例改正案を出させていただきましたが、将来的には情報公開審査会の意見もありましたが、公文書の公開を請求できるものを何人のとするかどうか、そういったことが引き続き検討しなければならない項目ではあると考えております。

 それから二つ目は、条例改正は定期的になされるものなのかということですが、今回は社会情勢の変化や時代の要請に合わせるということで行ったものでありまして、定期的に行うということは考えておりませはん。

 それから、3点目の7月1日の施行はなぜかということでございますが、改正条例の成立をもって事務手引書の改正だとか職員研修などを行いまして、そういうための準備時間、そういうものが必要ということで7月1日施行とさせていただきました。

 議案第7号の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の御質問もありました。議員もおっしゃっておりましたけども、地方分権の時代の中で議員の職務の範囲も非常に広がってきておるということが一つ、それからもう一つは、中核市の中での均衡という問題が一つあります。それからもう一つは、一般職につきましても平成11年、12年合わせて給与改定がなされておりまして、合わせて0.36パーセントの改定をしておるというようなそういう要素がありまして、基本的には改定すべきだというふうな判断を持っております。しかし、現在の社会経済状況、あるいは本市を取り巻く環境、そういったものを考慮いたしますと大変厳しいものがあるかなと思っております。これに基づく市民感情も十分考慮すべきだというようなことを考え、最低限の改定ということで、今回、議員報酬4,000円の額とさせていただいております。この4,000円につきましては、県内では豊橋市と同額になる額になっております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 成田消防長。

○消防長(成田勝利君) 消防団の団員の報酬の件ですけども、他市との比較ということですが、これは非常に幅広うございまして、団員であれば県内で5万6,400円、一番高いところは。一番安いところで2万2,000円という額になっております。一概にこれが高いか安いかというそういう御質問ではありませんので、私の方は現在の報酬の各階級による額が妥当かどうかというそういうことでお答えしたいと思いますが、現在、国の示しております一つの目安としまして、その額から見ますと班長団員の額は非常に安い、下回っておると。そういうことで今回の改正におきましては、班長で2,000円、団員で3,500円と大きな引上げをさせていただきました。なお、団長以下は全部500円でございます。まだそれでも追いつきませんけども、今後2回ほどの改正で国の基準を上回るような努力をしたいと考えております。

 出動手当のお話がございました。出動手当、これは交付金の中で従来おおむね均等に交付しておったというのは本当ですけども、これを来年度から実態に合わせた手当としたいと、そういうふうに考えております。その中で出動手当500円の引上げを見込んでおります。

 以上です。

議長(鈴木伸介君) 他にございませんか。

 1番、岡田議員。



○1番(岡田耕一君) 私からは、平成13年度豊田市一般会計予算、すべて歳出の部分について質問させていただきます。

 まず、2款総務費、1項総務管理費、1目共済費の関係なんですが、先程も篠田議員からも御質問があり関連いたしますが、この部分の九市健康保険の関係で今回変更がありましたということで増額が、409ページの予算説明書で見ますと1,800万円余は減額となっております。こういうことも含めて私たちが主張しております事業主個人負担それぞれをヒフティーヒフティーにした場合、例えばではございますが、1,000分の50、1,000分の50ずつ、また1,000分の30ずつにした場合に共済費はどれだけになるのかお尋ねいたします。

 続きまして、同じく一般管理費でございますが、庶務費の中に訴訟委託費が294万円計上されております。これというのは現在継続中のものなのかどうかということについてお尋ねいたします。

 また、それ以外に訴訟を想定して若干の予備費を計上しているのかどうかも併せてお答え願います。

 同じく一般管理費の中でございますが、予算説明会の中で説明していただきました車両管理費の中の車両購入費として低公害車3台等で1,362万円が計上されておりますが、この詳細な内訳、また低公害車にすることにより、CO、HC、NOX等の排出量がどれだけ削減できるのか、また、消費燃料等の削減量としてどれだけ効果があるのかお尋ねいたします。

 続きまして、2目安全対策費でありますが、体験型交通安全教育施設調査費としまして1,000万円余を計上しております。この施設におきまして、今の交通公園との関係の位置づけについてお尋ねいたします。

 また、対象についてですが、対象者は大人になるのか、子供になるのか、また免許取得者なのか、免許を持ってない方も含めての施設になるのか併せてお答え願います。

 また、参考にしている施設はあるのか、それと総工費の概算が今の時点で出ているのかどうかも併せてよろしくお願いいたします。

 続きまして、2款総務費の中の4項戸籍住民基本台帳費の1目戸籍住民基本台帳費、住民基本台帳ネットワークシステム整備費について、これが1,000万円余計上されております。これについてお尋ねいたします。

 予算説明会においては、さらなる利用を考えていくということが言われておりました。これにつきましては、杉並区役所等いろんな問題で問題提起されていることもございます。そうした部分からのプライバシーの保護等の観点から慎重に進めるべきと考えますが、これはさらなる利用の部分も含めての予算計上かどうかよろしくお願いいたします。

 続きまして、1項15目総合交通対策費についてであります。この中で愛知環状鉄道対策費の中で愛知環状鉄道株式会社出資金として1億80万円が計上されております。今回は愛環鉄道自体の増資なのか、それともほかの自治体等が持っている株式をこちらが入手するのか、増資だとすれば何を目的としている増資なのか、また、他の自治体も今回、豊田市が出資するのと同様に出資金を負担するのかどうかについてお聞きいたします。

 続きまして、前後してしまいましたが、13目企画費についてであります。これは万博を生かしたまちつぐり推進費ということで2,600万円余を計上されておりますが、これは実施計画の策定と関連イベント実施、それから万博PR等の設置ということだと思いますが、それぞれ幾らになるのか、また、この関連イベントについては具体的に何をいつごろ実施するのかお尋ねいたします。

 続きまして、4款衛生費、1項保健衛生費の中の1目保健衛生総務費についてであります。これも説明会のときに説明いただきましたが、地域医療センター施設等整備費で5億4,000万円計上されており、これが新規購入費に充てるということなんですが、この購入機器のそれぞれの耐用年数、また、年間にどれだけ使用されるのかについてお尋ねいたします。

 また、新規ということで今までなかったと思うのですが、そうしていたときには患者さんは今までどういう医療機関に通っていたのか、また、今回導入することによってほかの医療機関との患者さんの取り合いにならないのかどうか、その辺をよろしくお願いいたします。

 次に、7款商工費でありますが、商業振興費7,600万円余についてお尋ねいたします。今回、商業団体事業補助金のうち緊急経済対策特別事業団の4団体ということになっておりますが、この4団体がどこなのか、そして、それぞれ団体の金額の内訳、内容についてお尋ねいたします。

 また、説明会におきましてプレミアム商品券を3億円から5億円に増やして発行する。このうち補助金が出ると思いますが、いろんな方のお話を聞きますと、買いたいにもかかわらず1人あたりの購入の枠というのが10万円ということで買えない方が非常にたくさんいる。こういう不公平感がありますが、その辺の考え方についてお尋ねいたします。

 次に、9款消防費、1項消防費のうちの2目非常備消防費についてお尋ねいたします。詰所・格納庫整備費で6,500万円余が計上されておりまして、九久平はじめ3箇所を整備するということを説明会のときにお尋ねいたしました。これは消防団のほうになるんですが、詰所・格納庫のこれは新設する際の設置基準、それから更新する際と新設する際の優先順位がどうなっているのかお尋ねいたします。

 続きまして、同じく消防費になりますが、5目災害対策費の中の危機管理対策費の中の自主防災組織救急資機材費として計上されております180万7,000円になりますが、これが今回の東海豪雨の災害を教訓にしまして各自治区に非常用携帯ラジオを設置しようという、これを配布しようというものでございますが、わざわざ全自治区に配布するという非常にすばらしいものなのかどうか、具体的にどういうものでどれだけ優れているのかということについて御説明をお願いいたします。

 続きまして、10款教育費の中の2項、3項、4項にわたります小学校、中学校、特殊学校費の中の2目教育振興費についてであります。この中の教材備品整備費の中のコンピュータ教育備品がそれぞれ1億6,200万円余、9,800万円余となっておりますが、今回のこの備品代はリース契約なのか、購入なのか、またこれは具体的に何を指しているのか、よろしくお願いいたします。

 併せて10款教育費の中の8項文化体育費、6目社会体育費についてであります。スポーツ振興費のうち、児童・生徒スポーツ観戦費としてJリーグ公式戦観戦として2,800万円余を計上しております。これは他の自治体でこういう興行、サッカーの試合ということを教育と称して無料で観戦している自治体があるのかどうか、もしあるのならば具体的にどこの自治体でやっているのかどうか挙げていただきたいと思います。

 また、このJリーグ公式観戦が感動体験というのがよく理解できないんですが、目的が感動を体験させるというのであれば、教育としてまだまだほかにやるべきことがあるのではないかと思うのですが、その辺についてもお尋ねいたします。

 さらに、公式観戦ということで人気カードというのはチケットが入手できず、お金を出しても見たいという市民の方が多数おられると思います。そういう方たちに迷惑にならないのか。それから小学校、中学校合わせて7,000名ぐらいになりますが、9月、10月に分けてということなんですが、どういう形で小学校の中でも分けて実施するのか、中学校の中でも分けて実施するのか、もしくは小学校は一括、中学校は一括という形で一度にやってしまうのかそれぞれお尋ねいたします。

 そして、この事業は今回の50周年記念事業としてではなく、永久的にこうした事業を考えているのかということも併せてお尋ねいたします。

 続きまして、10款教育費、8項文化体育費の中の9目美術館費について質問いたします。

 今回50周年記念事業の一つでもありますヴァチカン展についてでございますが、ヴァチカン美術館展費として4億1,000万円余が計上されておりますが、これにつきましては広報とよたに市民の方へは無料の招待券を挟むということでございますが、無料の市民の目標ということになると思いますが、入場者数、それから有料でも入ってきてくれると思われる目標の入場者数、それから市外の方々に限らず全部でどのくらいの方々を目標として入っていただこうと考えているのかということもお聞きいたします。

 以上です。

○議長(鈴木伸介君) 宇井総務部長。

○総務部長(宇井e之君) 岡田議員からの一般会計の中の2款1項1目共済費のお話がありました。3点の御質問ですが、今回の改正で事業主負担が変更になっておると。変更に伴い金額的な違いはどうかということでございますが、1,000分の1、事業主負担を引下げたことによりまして、一般会計、特別会計、企業会計の共済費の総額で申し上げますと約1,600万円の減額になりますのでよろしくお願いいたします。

 また、完全に折半といいますか、半分半分にした場合はどうかという御質問ですが、事業主、個人負担率それぞれ現在は1,000分の83ですので、半分ということで1,000分の41.5ということで計算をしますと、事業主負担額は6億9,000万円という数字になろうかと思います。

 また、厚生労働省基準では、事業主1,000分の45ということでありますので、その場合の事業主負担を試算しますと7億4,800万円と、こういう数字になろうかと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから、同じく2款1項1目の訴訟費等の委託についての御質問でありますが、現在この訴訟費の経費といたしましては5件分が計上してありまして、継続中の訴訟は1件でございます。あと4件につきましては予備ということで計上させていただいておりますのでよろしくお願い申し上げます。

 それから、2款1項1目の同じく一般管理費の車両購入費の予算の内訳のお話であります。今回は4台の更新車両を予算計上しておりまして、そのうち3台が低公害車ということで予定をいたしております。カローラバンの天然ガス仕様が2台、エスティマハイブリッド仕様が1台と、低公害車としてはこの3台を予定いたしております。

 低公害車による効果でありますけども、豊田エコアクションの行動に基づきまして公用車の適正使用と低公害車の購入を進めております。具体的には、公用車の適正利用につきましては、燃料を平成10年度比で平成14年度までに10パーセント燃料を削減するという目標を立てております。また、公用車に占める低公害車の割合、これは平成14年度までに30パーセントになるように目標を立てて取り組んでおります。

 また、先程排ガスの効果はどうかというお話でありますが、例を挙げますと、炭化水素につきましては普通のガソリン車に対してプリウスで行きますと3分の1、それから窒素酸化物につきましてもやはり3分の1の効果があると考えております。

 それから、9款1項5目の災害対策費の中の非常用携帯ラジオの全自治区への配布のお話がありました。特に特別な仕様ということでありませんが、エフエムとよたの周波数をラジオに明示するようなことをさせていただきながら、いざという災害に備えて活用しやすいようなそんな考え方を持っております。いずれにしましてもこうした非常用携帯ラジオを配布することによりまして災害に対する啓発にもなると考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 小山企画部長。

○企画部長(小山正之君) 一般会計の中で2款1項15目の総合交通対策費と、それから2款1項13目の企画費、2点の御質問をいただいておりますのでお答えさせていただきます。

 最初に、総合交通費の中で愛知環状鉄道株式会社の出資金1億80万円、それは増資なのか、増資なら何を目的なのか、また他の自治体の出資の負担はというお話でございますけど、この1億80万円でございますけど、輸送力増強整備事業という事業、それが約9,600万円、それから高蔵寺の乗り継ぎ円滑化整備事業、それが480万円、それぞれ今年度、例えば輸送力増強事業ですと5億円の事業に対してそれぞれの出資比率に応じてやっております。これ民間も入れて19.2パーセントが豊田市の比率になっておりますので、そういう形で約9,600万円、今回増資という形でお願いしております。

 それから、高蔵寺乗り継ぎ円滑化のほうの480万円ですが、これにつきましても事業費が約5,930万円という今年度はそういう金額なんですが、本来その出資割合と、もう一つ調整係数というのがございまして、例えば高蔵寺ですので春日井を1とした場合に瀬戸は2分の1、豊田の場合は8分の1という大変そこを使う確率が低いだろうということで、その8分の1という調整係数を掛けておりますので、そういった中で負担といいますか、増資部分は少なくなって480万円という数字になっております。そういうようなことで他の自治体もそれぞれの出資比率だとか調整係数を含めたそんな形で同じような形で増資をさせていただく中で、これらの事業を推進させていただいております。それぞれ平成10年から16年、平成12年から16年という形で、一般質問の中でもさせていただきましたが、輸送力増強ではトータルで195億円ですか、それから高蔵寺のほうが約38億円ぐらい、それぐらいの事業になるかと思いますが、その13年度分でこういう形で増資をお願いさせていただいておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

 それから、企画費のほうの日本国際博覧会を生かしたまちづくり推進費の2,604万6,000円の内訳ですが、議員お話のように、今、博覧会の生かしたまちづくりの構想をまとめておりますが、その実施計画策定のためで1,200万円、それから盛り上げのためのイベントで500万円、それからPR塔等設置のために800万円等の予算をいただいております。それでイベント等の開催時期と内容につきましては、現在まだ決まっておりません。万博の基本コンセプト、多分5月か6月ぐらいになると思いますが、発表されたのに合わせてどういうテーマでどういう取組みがいいのかということをしていきたいということを思っております。トークショーみたいなことでやるのか、ミニ新聞みたいなことでやるのか、そこら辺いろいろ検討していきたいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

 以上、答弁とさせていただきます。


○議長(鈴木伸介君) 浦野市民部長。

○市民部長(浦野芳樹君) 岡田議員の御質問にお答えいたします。

 一般会計の中の2款総務費、4項戸籍住民基本台帳費約1,100万円余でございます。特にさらなる利用を考えるということにつきましては、当面はICカードを利用することにより自動交付機への活用が考えられます。土曜日、日曜日にも印鑑証明だと住民票の交付を考えることができるわけでございますが、その予算は今回は含まれておりません。その内容につきましては、関連機器のリース料が約600万円余、それから回線の接続費が160万円余、それから保守料が60万円余と、こんなような形が中心になっております。

 また、窓口システムにおきましては、カードリーダー等によりまして個人の証明確定をできるようなシステムを考えていきたいと、そんな想定を持っております。

 そのほか住民基本台帳ネットワークシステム構築に際しましてのプライバシーの保護につきましては、今回初年度であり、国の計画しておりますセキュリティー管理を基本に情報システム課等と協議をしまして慎重に推進をしていきたいと、このように考えておりますのでよろしく御理解いただきたいと思います。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 栗山福祉保健部長。

○福祉保健部長(栗山暘弘君) 岡田議員の豊田地域医療センターの施設整備費についてお答え申し上げます。

 新規で購入をお願いしておるものは、医用画像管理システム、これは第1期整備分でございます。そのほかに心電図のファイリングシステムですとか、筋電図・誘発電位検査装置等でございます。

 なお、耐用年数は法定で6年と定められておりまして、使用回数でございますが、医用画像管理システムにつきましては、X線撮影使用枚数、年間25万枚というふうな利用を予定しております。また、心電図ファイリングシステムにつきましては、学校心臓検診の年間2万件を予定しております。

 こうした機械の購入をお願いする主なものとしまして、従来から行っておる検査をより効率的、効果的に行いたいということで、患者サービスの向上を図るために機器整備をお願いするものでございます。したがいまして、他の医療機関への影響はないと考えております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 鈴木商工部長。

○商工部長(鈴木善實君) 私のほうからは、商工費の中の緊急経済対策特別事業費についてお答え申し上げます。

 補助を考えておる団体はということでございますが、やんちゃタウン実行委員会、とよたマイタウンまつり実行委員会、豊田市商店街連盟、それに豊田市商業協同組合、以上の4団体を考えております。

 それから、予算の中身、金額の内訳等でございますが、現在想定しておりますのはイベント関連で約2,500万円、それからプレミアム商品券の発行関係で5,120万円を予定いたしております。

 それから、プレミアム商品券を買いたい方がなかなか手に入れれないというふうなことに対してどう考えるかという御質問でございましたが、発行主体もそういった人気が非常に高いというふうなことを勘案いたしまして来年度は5億円に総額を増やすと。今年3億円でございましたが、5億円に増やすというすうなことでそういった声にこたえていきたいと考えておるようでございます。

 以上、御答弁といたします。

○議長(鈴木伸介君) 成田消防長。

○消防長(成田勝利君) 9款1項2目詰所・格納庫の整備費についての御質問ですが、消防として計画を持ってやっているのかということですが、計画を持ってございます。ただし、詰所の用地、これは地元の御協力によっている分が多分にありますので、そこで若干地元の事情によって前後することは当然考えております。

 それから、もう1点、整備にあたって問題点がございまして、現在111箇所の詰所・格納庫を持っております。しかし、その中で小型ポンプのみの格納庫がまだ39箇所もございます。これにつきましては、消防団でその必要性についての議論が随分ございます。したがって、これは地元で昔から継続してあったものがなくなるというのは寂しいという、それがどうしても出てきますので、そこら辺の調整を今後考えながら、この計画の見直しも考えていきたい、そういうふうに思っております。

○議長(鈴木伸介君) 松村管理部長。

○管理部長(松村 武君) 岡田議員の質問にお答えします。

 当初予算の説明書347ページから353ページの件でありますけれども、第2項小学校費、4項特殊学校費につきましては、教育用コンピュータ、教室各種機器の老朽更新であります。具体的には、パソコン本体、プリンター、あるいはデジタルカメラなど一対のものであります。並びにそれと12年度は職員室にインターネットを導入します。その機器のリース料、プロバイダー料です。

 3項の中学校費については、教育用コンピュータ、教室の機器、職員室インターネット機器のリース料並びにプロバイダー料であります。リースの契約方式を採用しました。理由としては、機器の急速な技術革新への対応、それから単年度に買取りで一時に生ずる絶対額の財政負担の平準化、それから保守管理一括契約によってリースで負担軽減となるという観点でリースにしました。

 内容としては、小学校費の中では教育用コンピュータリース料、教育用インターネット機器リース料、プロバイダー料で1億6,200万円余であります。中学校費では、教育用コンピュータ機器リース、それから職員室のインターネット機器リース、プロバイダー料で9,800万円余であります。養護学校教育用コンピュータ機器リース、職員室インターネットリース料、プロバイダー料60万5,000円。

 以上、答弁といたします。

○議長(鈴木伸介君) 杉山社会部長。

○社会部長(杉山 功君) 私からは、2点お答えいたします。

 2款2項2目の体験型交通安全教育施設調査費でございますけれども、交通公園との関係、位置づけといたしましては、現在の交通公園は幼児・児童を中心に学校教育の一環として指導しております。開園から30年が経過していますので園内施設が老朽化していることや、模擬道路をはじめ施設が現在の道路環境に沿っていない分がございます。したがって、交通公園の再整備も含めまして交通安全教育ができる拠点施設として位置づけてまいります。対象は、幼児から高齢者までの各世代を免許のあるなしに関係なく対象といたします。

 また、参考とするモデル施設はあるか、施工費の概算はでございますが、全国でも少数ではございますが、既に設置している施設がございますので参考になるところは取り入れてまいります。施工費は13年度中に策定をします基本計画の中で概算費用を明らかにしてまいりたいと思います。

 次に、10款8項6目の児童・生徒スポーツ観戦費でございますが、他の自治体で無料で観戦している自治体はあるかについてでございますが、福岡市はアビスパ福岡の観戦を市民対象に行っているとお聞きしております。その他については調査をしておりません。

 なぜJリーグ観戦が感動体験事業なのかについてでございますが、すばらしい試合を直接観戦することにより、子供たちはスポーツに対する興味、関心、すばらしさ、感動を直接的に体験でき、自分もしたいという意識も芽生え、子供たちの心身の健全な発達に寄与します。観戦は小学校1回、中学校1回、それぞれ分けて実施をいたします。お金を出してみたいという市民に対して迷惑にならないかということでございますが、豊田スタジアムにおきましては、一般市民に対しての入場券も十分用意することができるということで問題はないとのことでございます。

 永久的に事業を考えているかについてでございますが、今回の状況を参考に継続していきたいと考えております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 青山副館長。

○美術館副館長(青山鋭治君) 私からは、岡田議員の御質問にお答えいたします。

 9目の美術館費の中にヴァチカン美術館展がございまして、これの入場者数の目標の内訳はどうかということでございますが、内訳といたしましては、招待券による市民入場者を4万6,000人、それから有料の市民入場者を9,000人、それから有料の市外入場者を2万人、合わせまして会期中の入場者総数といたしましては7万5,000人を目標として考えております。

 以上で御答弁とさせていただきます。

○議長(鈴木伸介君) 1番、岡田議員。

○1番(岡田耕一君) 1点のみ再質問をお願いいたします。

 7款商工費のところなんですが、プレミアム商品券を3億円から5億円にするということでより多くの市民の方に買っていただき、多くの方に御利用いただくという御答弁されましたが、単純に計算しますと、マックスで10万円購入されますと5,000人しか購入できないんですね。本当に豊田市、非常に多くの世帯があるんですが、こういうことが不公平にならないかということを感じてしまうんですが、そういった対策、あとですから10万円という上限枠について、市のほうとしてそういう意見が言えるのかどうか、その辺も併せて御答弁よろしくお願いします。

○議長(鈴木伸介君) 鈴木商工部長。

○商工部長(鈴木善實君) 再質問にお答え申し上げます。

 発行主体が別の団体がやっておみえになりますので、そういった御意見がありましたということは私どものほうからお伝えを申し上げます。あと向こうがどう判断されるかちょっと私どものほうでは言い切れません。