13年12月定例会 議案質疑  議事録
(所属する委員会に付託される議案については議案質疑できず、委員会で質問するという取り決めになっています。)

○議長(光岡保之) 他にございませんか。

 1番、岡田耕一議員。


○1番(岡田耕一) 私からは、議案第 124号豊田市職員給与条例の一部を改正する条例について質疑させていただきます。16条2項の2について質問させていただきます。

 これは管理職員特別勤務手当の額を3区分に分けて定めておりますが、例えば災害時の対応や選挙の開票事務等では、長時間勤務や、また日をまたいだりする可能性もございます。そんなときでも最高額の1万 5,000円しか支給されないことになっておりますが、その3区分に設定した理由と、管理職員の長時間勤務への対応の考え方についてお聞かせください。

 次に、ただいまも清水議員から質疑がございました、議案第 130号豊田市建築審査会条例の一部を改正する条例について質問させていただきます。

 この条例改正の趣旨としまして、行政需要の変化に的確に対応し、事務の合理化を図るため、豊田市建築審査会の委員の定数を改正するものとしております。しかし、豊田市を取り巻く環境としまして行政需要はますます複雑多様化していくものと思われますが、市民公募も含め審査会委員を増やすというならともかく、減らすというのはいささか疑問が残ります。ただいまも近隣市町村、岡崎市、豊橋市等の例を挙げられましたが、本当に5人で大丈夫なのか、またいろいろな部分を考えますと今までの7人でもよかったのではないかと思いますが、その辺も含めましてプラスアルファの答弁がございましたら、よろしくお願いいたします。

 続きまして、議案第 133号平成13年度豊田市一般会計補正予算について質問します。

 歳出3款2項1目のうち、すこやか住宅リフォーム助成金 4,190万円余について質問させていただきます。

 これは介護保険認定者のうち、在宅で介護を受けている人で対象者本人及び対象者の属する世帯の世帯員が今までに市からの住宅助成を受けていない世帯に対して、手すりの取付けや段差の解消工事等をする場合に40万円を上限額に助成するものでありますが、これは他市に誇れる非常にいい制度だと思っております。しかし、本年度の当初予算では 4,800万円計上しており、今回の補正はそのほぼ同額に近い金額となります。これは当初の予算の見込みが見込み違いにあったと感じられますが、この見込み違いの理由についてお聞かせください。

 次に、4款1項6目のうち、予防接種費 6,290万円余であります。これは11月7日の予防接種法の改正により、満65歳以上の方及び満60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、もしくは呼吸器の機能、又は人免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害を有する方に対するインフルエンザの予防接種が予防接種法に基づき公費で受けられることになったものです。また、これについて接種券を11月22日に郵送した模様でございますが、これについて質問させていただきます。

 対象者約3万 8,000人のうち、これは約4割の1万 5,500人を想定しての補正ということでございますが、もし希望者が予定数を超えた場合の対応と、そのPR方法に考えをお聞かせてください。

 次に、8款5項9目のうち、総合駅エリア施設整備費1億 295万円について質問させていただきます。

 まず1点目、今回設置予定のエスカレーター等を設置する際、基準となるような法令、その他はあるのかお教えください。

 また、今回の設置にあたり市民からの要望等があったのかも併せてお願いいたします。

 2点目、今回の整備で車いすの方や目の不自由な方への対応は考えているのかお聞かせください。

 3点目、エスカレーター設置予定場所の現在の通行量と反対側の南側の通行量を比較したいと思いますので、その数値を教えてください。

 4点目、完成後の予想通行量が出ているのであればよろしくお願いいたします。

 以上です。

○議長(光岡保之) 宇井総務部長。

○総務部長(宇井e之) 岡田議員の議案第 124号の御質問であります。二つあったと思います。

 1点目は、管理職員特別勤務手当の額を3区分に設定した理由はということであります。

 国においては2区分ということで対応いたしております。本市は今回3区分ということで、これは勤務時間と支給額とのバランスを考慮したということでありまして、例えば、国の場合ですと、1時間の場合も6時間の場合も同じ額ということで、その辺のバランスですね、その辺を加味して、3区分がいいかどうかということもあるかもしれませんが、よりバランスをとらせていただいたということで国よりも1区分多く区分をさせていただき、勤務実態に即した額が支給できると、こういう対応をとらさせていただきました。

 それから、長時間勤務への対応の話がありました。確かに選挙事務、災害対策事務、長時間の勤務が予測されますが、管理職の特別勤務手当、これは管理職手当を補完するという意味合いのものでありますので、長時間勤務するかといって一定水準以上の金額を支給することは適当ではないと、こういうふうに考えて対応させていただいております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

○議長(光岡保之) 
福和調整監。

○建設部調整監(福和長保) 私からは、議案第 130号、それから 133号の平成13年度豊田市一般会計補正予算の件でお答えをいたします。

 まず、議案第 130号の審査会の定数、これは増やすべきではないかということでございますが、先程も御答弁申し上げましたように、法79条審査会を少し読ませていただきますと、法律、経済、建築、都市計画、公衆衛生又は行政に関してすぐれた経験と知識を有しという条文がございまして、当然ながら7名から5名にしたということは近隣も調べさせていただきましたし、この個性あるというか、特別な専門知識を有した委員さんでなければいけないということでございます。先程少し触れさせていただいた豊橋市と岡崎市を参考にさせていただきますと、この中で豊橋市は経済面がおりません。それから岡崎市も同じでございます。経済関係の委員がいないということで5名様で運営をしておるということでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 次に、デッキの件でございますが、1点目に、法的な根拠はあるかという御質問でございますが、これは道路法に基づくもので道路橋りょう仕様書というのがございます。要するに仕様書でございます。こういったものに従って行っておるわけですが、平成12年11月15日で高齢者又は身体障害者うんぬんというものの中で、鉄道駅付近だとか、そういう橋りょう的なものの中で、道路、駅前広場などではバリアフリー化を重点的に整備しなさいということがございます。その中で公共交通事業者又は道路管理者は、エレベーター、エスカレーターなどを設置しなさいということがございます。これに従って今回の整備をするわけでございます。

 それから、2点目でありますが、車いすや目の不自由な方にということでございますが、これは当然ながらこれからも整備を進めていくわけでありますが、緑陰歩道に絡んだこの内容は、点字ブロックがございません。順次整備をしてまいりたいと思いますが、車いす等はエレベーターがすぐ隣にございます。ここで誘導をお願いしたいと思います。

 それから、現在の交通量の件でございますが、交通量は現在、以前そごうが営業しておった時点と松坂屋がこれでオープンをした数字がほぼ現在が同じ数字で、1日あたり2万 4,000人。この測定をした場所は、駅西の名鉄の駅から西へ上ったところのエスカレーターの上、この1点でありまして、議員おっしゃる南側の交通量はチェックしてございません。

 そこで、今後の予想量でございますが、ここのエスカレーターをつける目的の一つとして、現在の第1駐車場から緑陰歩道へ至るアプローチを補強して、その中で駐車場の利用率からカウントさせていただきまして1日 1,700人利用を増やしたいということで、これは 155号線の安全性を補完する意味もございます。これが安全性が確保されるまでの誘導策として、安全なアプローチを確保するという意味が主でございます。

 以上で御答弁といたします。

○議長(光岡保之) 栗山福祉保健部長。

○福祉保健部長(栗山暘弘) 岡田議員の議案第 133号平成13年度豊田市一般会計補正予算につきまして、御質問いただきましたので順次お答えを申し上げます。

 まず最初に、3款のすこやか住宅リフォームの助成費についてでございますけれども、従前の制度でございますと助成額30万円ということで、年間5〜6件の状況でありました。その後、昨年の6月から現行の制度にさせていただきまして、その内容としましては、月平均10件ぐらいございましたので、これを参考として予算を編成させていただいたものでございます。しかしながら、一方、昨年度より窓口でのPRや、また市内に9箇所あります在宅介護支援センター、こちらのほうでPRに努めていただきました結果、現在では月平均20件出ております。このことは介護保険制度で施設志向が高いと御答弁申し上げておりますけれども、一方では在宅で何とか在宅福祉、在宅サービスを受けて、そういう福祉をしていこうというお考えの方も相当数あると考えておりまして、私どもとしては望ましいスタイルだなと、こんなふうに思っております。

 それから、4款の高齢者の予防接種でございますけれども、こちらのほうにつきましては、昨年、老人クラブのほうのアンケート調査、それから昨シーズンの接種者の率、さらには他の中核市の状況を踏まえまして本市として40パーセントということで予算編成をお願いしたものでございます。

 PRにつきましては、議員御指摘のように、全員に御通知を申し上げておりますのでこれ以上のものはないのかなと、こんなふうに思っておりますが、12月1日号の広報におきましても、御案内と、それから医療機関の一覧表も全世帯に周知をさせていただいた状況でございます。

 なお、この40パーセントを超えた場合にはどうするのかというお尋ねでございますけれども、当面としましては、他の予防接種もすべて多分完了する時期にまいりますので、その残額がどれだけあるか、例えばそれによって節内の流用もお願いし、一方、それでも不足する場合には改めて3月というところでお願いをしてまいりたい、こんなふうに思っております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(光岡保之) 1番、岡田耕一議員。

○1番(岡田耕一) それぞれ御丁寧な答弁ありがとうございました。1点のみ抜けていたようでございますので、補正予算のうちの8款5項9目のエスカレーターの部分になるんですが、1点目の質問の中で、今回の設置にあたり市民からの要望等はなかったかというところが抜けていたように感じますので、身障協会だとか、各種団体だとか、買物客等から事前にこういう要望があったかということだけちょっと確認をよろしくお願いします。

○議長(光岡保之) 福和調整監。


○建設部調整監(福和長保) 大変失礼をいたしました。要望はございませんでした。

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