大阪府枚方市
    放課後児童健全育成事業の取組み状況について

(1)参加対象児童数について

  13年の41日現在で1年生〜4年生まで2,106名。

(例外なしに5年生で卒業)※議会では5,6年生もできないかという質問も出た。

各児童会室によって異なるが、4年生くらいになるとやめていく児童も多い
(2)定員、活動場所、実施時間について

基本定員は50名。臨時定員として545979100名を設けている。

活動場所は専用施設プレハブ。
54名までが1クラス運営。3校が余裕教室利用。
どうしても余裕教室が確保できない場合はリース
のプレハブを借りることも。
休室日は日曜及び第2,4土曜日。祝日。
1229日〜1月5日。
8月、3月は教育長が定める日
実施時間は13時から18時。
休業時は9時から開室。

土曜日11時から。実際には土曜日にはあまり利用がない状況。
週休2日制となる来年度以降は閉室の予定。(教育委員会にはまだ諮っていない)
保護者会としては開室を希望している。
送迎は保護者責任で。
なるべく集団で帰るようにしてもらっている

(3)指導員の配置基準等について

基本定員 50名  指導員 2名
臨時定員 54名  指導員 2名 + 臨時指導員 1
臨時定員 59名  指導員 2名 + 臨時指導員 2
臨時定員 79名  指導員 3名 + 臨時指導員 2
臨時定員100名  指導員 4名

必要に応じて加配指導員を配置
指導員の待遇は非常勤嘱託として採用
はっきり言って資質にばらつきは大きい
1年の継続採用ではあるが,
市民が留守家庭児童会に何を求めているのか
自分で考え、研究してくれる指導員を求めて
いるが・・・。



賃金が高いのではないかという指摘もあるが,
それに見合った保育をするように指導。

初任給で143,800円/月  指導員の一人平均 4,329,000円/年間

指導員に対する指導マニュアルはない

(4)保育料等について

月額9,200円、おやつ代2,000

保育料減免制度 生活保護受給世帯  全額減免 

        市民税非課税世帯  全額減免

        所得税非課税世帯  半額減免  

2人目以降は半額

保育料の考え方・・・5割負担

全室エアコン完備の関係で11年 3,800円→12年 6,500円→13年 9,200円とした。

(5)事業に関する予算について

歳入   留守家庭児童会室保育料 149,649千円
 放課後児童対策事業補助金   54,641千円

              合計          

204,290千円


歳出   合計 658,874千円
報酬

         289,535千円

賃金 76,747千円
需要費

13,978千円

使用料、賃借料 

 32,586千円

おやつ代は児童福祉の関係で別会計

(6)今後の活動について

留守家庭対策から全児童対策へ
池田の児童殺傷事件の関係から防犯教室を開催。
防犯ベルを指導員さんに持たせる。
行政評価としての市民満足度の把握はできていない。

(7)豊田市の放課後児童健全育成事業にどう生かすか

枚方市では、条例に基づき事業を実施されているが、本市では豊田市放課後児童健全育成事業実施要綱に基づき実施されている。本市では、先日「子どもの放課後を考える会」の皆さんによる要望書が子ども課に提出されましたが、枚方市では要望書の先を行く全小学校区に設置というお手本を見させていただき余裕教室がなくても専用のプレハブを設置するなど見習うべき点が多くあった。来年度以降の土曜日については閉室になるかもしれないとのことであったが、本市でもご両親が共働きで週休2日でないところも多数あるという現状を考えればもっとフレキシブルに対応させるべきだと思う。しかし、すべてを行政がすべきでもなく、受益者負担の原則の下、家庭の役割、地域の役割、行政の役割を3者で一度しっかり協議してみるには、いい時期ではないだろうか。