2002年10月1日

 豊田市長
鈴木 公平 様

豊田市議会議員  
篠田忠信 外山雅崇
大村義則 岡田耕一

                                   

加茂病院移転新築情報の市民への情報提供についての申し入れ

加茂病院の移転先問題は、市民生活に直結し、市民の関心もきわめて大きい課題であり、豊田市当局にとっても、市議会にとってもこの間、論議を重ねてきた重要な懸案事項であります。ところが、このような重要問題に対する情報にもかかわらず、市民にはほとんどその経過や現状の進展が明らかにされていないのが事実です。

先の6月定例市議会一般質問における市長答弁で、加茂病院より「移転場所の早期決定を求める」要望が伝えられた旨が報告され、それを契機に、その後、朝日新聞をはじめ一部の地方新聞などの報道機関によって、「名鉄浄水駅前へ移転」「市・厚生連はすでに合意方向か」などと、結論がでているかのような報道がなされました。

また、今9月定例市議会で市長は、「平成19年度中には移転開院できるように取り組みをすすめている」という答弁をおこなっています。この日程から逆算すれば、場所の選定についてはきわめて切迫した状況といわなくてはなりません。

本来、このような事態の推移に対して、議会に対してのみならず、市民に対しても経過や今後の方向性について現時点での進展状況を明らかにすべきであると思います。広報などを使って逐次、市民への説明をきちんとすべきではないでしょうか。市民とのパートナーシップとは、施策の決定の途中過程についての情報も市民に明らかにしつつ市民の意見を聞きながら方向を決めるということだと思いますし、加茂病院移転新築問題のような重要案件ならば、当然、市民への説明は必須の案件だと思います。

市は、市民病院を持たず、加茂病院を「市民病院的病院」と位置づけ、移転の際には約100億円の財政負担も検討しています。一民間病院の移転新築問題ではありません。当然、執行機関である理事者が、市民に対して適切な説明をすべき責務を持っている案件であることは言うまでもありません。

市長におきましては、以上の内容を考慮され、市広報等での加茂病院移転新築情報の市民への情報提供について適切に対処されますよう、ここに申し入れます。                  以上


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