１、 長浜赤十字病院の概要

・病床数：５８４床

（一般病床４３０床・救急病床２０床、開放型病床20床、精神病棟１５０床・感染症病床４床）
・診療科目　内科、神経内科をはじめ22科

・救命救急センター、地域災害医療センター、湖北地域高度救命救急協力病院指定

・年間総事業費　約100億円

・670名の職員　医師　68名

・12年度の入院患者数：延べ　183,343名（1日あたり　502.3名　利用率　95.7%）

　　　　　外来患者数：延べ　399,781名（1日あたり　1,480.7名）

・建て替え総事業費　約106億円

・ 10年1月基本設計、実施設計完了

・ 13年12月20日竣工予定

・敷地面積　21,881.61㎡　（所有地　11,504.80㎡、借地　10,376.81㎡）

２、 災害拠点病院としての整備状況

・ヘリは消防のヘリ

・今までで5件　うち山岳救助3件　交通事故2件

・旧運輸省管轄のヘリポートではなく旧自治省管轄のヘリポート

・ドクターが一緒に乗ったケースはない

・耐震性は建設基準法の標準値の1.5倍

・発電機は（500ＫＶＡ×３台）3日連続稼動可能

・大型受水槽（200ｔ×2槽）を設置し、4日間の水を確保

・ホール等を広く確保するとともに医療ガス管を設置

３、 救命救急センターの運営状況

・湖北医療圏　16万5千人　　湖東医療圏　　あわせて約40万人を対象人口とする

・元々、大津日赤病院だけだったものを人口30万人くらいにも必要ということで湖北の長浜日赤も指定

・専任医師　1名　　

その他すべての医師も対応する　

24時間を3交替

・ 12年度の救急外来

1日平均76.6名　

救急入院は6.1名　

入院外来は82.7名

・夜間受付窓口は委託

４、 病診連携、地域支援医療等の状況について

・１３年９月１日からスタートした開放型病床　　　20床

・登録医数　75名　　対象：１市３郡（長浜市､坂田郡､東浅井郡､伊香郡）

・９月１日～３０日　利用率４３%　　利用医療機関　１１施設　　紹介患者数　　２１名

・診療科別　　内科１７名　　外科１名　脳外科２名　呼吸器外科１名　　　　　計２１名

５、 利用者の交通手段の比率について（推定）

・外来患者、見舞い、業者、約１７００名にうち

自家用車運転７０%、送迎５％、バス電車５％、自転車１０%、徒歩タクシー１０%

・駐車場は敷地内で２８０台、に２００ｍ離れた駐車場に２６０台。患者さん以外は30分以上で有料

６、行政からの支援状況（運営補助等）について

救急医療に対する運営費補助金（平成１２年度）　単位：円

補助金名	国庫	県	市町村	その他	合計	備考
救命救急センター運営費補助金	32,758,000	65,516,000			98,274,000
輪番制病院運営費補助金	1,759,680	1,759,680	1,759,680		5,279,040
救急医療システム２次病院待機確保料				682,255	682,255	県保健衛生協会
滋賀県救急病院等協力促進補助金		784,274			784,274
心電図伝送受信装置運用経費補助金				784,000	784,000	湖北地域救急医療高度化推進協議会
合計	34,517,680	68,059,954	1,759,680	1,466,255	105,803,569

地域災害医療センター施設整備補助金

補助金名	国庫	県	市町村	その他	合計	備考
施設合計	149,319,000	171,524,000			320,843,000	11,12年度補助
設備合計	6,116,000	6,117,000			12,233,000	13年度補助
合計	155,435,000	177,641,000	0	0	333,076,000

７、 敷地内での建て替えに至った理由及びメリット・デメリット

・市議会からの要望もあり現地で建設

・数年間借地料　100万円を助成

メリット	デメリット
敷地取得費用不要	工期が長くなる
工事進捗状況が把握でき変更指示もしやすい	騒音、粉じん、通学路等の安全確保問題が発生
引越しが楽。経費が安い。（職員で対応できた）	駐車場確保が不十分
	駐車場借り上げ、案内員経費が発生

８、 病院の懸案事項等について

・駐車場確保の問題

　敷地内で２８０台、２００ｍ離れた駐車場に２６０台

　しか確保できない

・急性期病院認定のための紹介率を１２％から３０％に

・電子カルテ移行へのタイミングと費用確保の問題