岡田耕一
友の会会報 No.4 1998.12.1   
岡田耕一

 岡田耕一友の会会員の皆様、ならびに地域の皆様、日頃から岡田耕一の活動にご理解、ご協力戴きまして ありがとうございます。来春の市議会議員選挙まで、残すところあと四ヶ月余りとなり、他の候補の情報、 噂等も飛びかっております。
 この地域(高橋地区)を見てみましても高橋の村山さん、美里の筑浜さん、益富の篠田さんといった三人の現職の引退が決定されているようです。こうした行き場の無くなった市民の方々の受け皿としても責任を 持って頑張って行かなければならないと痛感しております。とは言うものの当初からの私自身の基本理念であります『既成組織、政党に拘束される事なく、常に市民ニーズを反映させる市民派議員を目指す。』事には変わりありません。
 そこで、最近の出来事として二点ほどご紹介させて戴きます。まず一点目。自治区役員として『ゴミ減量化推進大会』に出席した際の事。来賓挨拶で神谷市議会議良が次のような話をされました。『燃えるゴミを焼却する清掃工場も寿命があり、ゴミを燃やせば、その分、寿命も短くなり何百億円かけて新工場を建設しても年に 数億円ずつ燃やしてなくなってしまうのと同じです。その点、建設の始まったサッカー場は永久に残るものです。』と、ゴミの減量の話もしないで・・・。
 二点目は益富中学校の『加藤市長と語る会』で生徒に次のような話をされたそうです。『皆さんの為に巨額の税金をかけてサッカー場を建設します。ですから、豊田市の清掃工場の新規建設は税金がありませんので・・・。』
 これが、現在の市長および、市議会の政治姿勢です。


シリーズ 岡田耕一と豊田市(まち)を語る 第3回
今回の対談も、岡田耕一にお話を聞いてみることにしました。

インタビュアー 松田不二男 さん(岡田耕一友の会々長)
松田 本日も、前回に引き続きいろいろお聞きしますので宜しく願いします。
岡田 こちらこそ、宜しくお願い致します。
松田 それでは、単刀直入に伺います。『現在の豊田市政』をどのように思われますか。
岡田 市が進めている事業で、すばらしいと思える事業も確かにありますが、多くが『箱モノ行政』、『施設建設中心主義』と思える政策ばかりが目に付きます。
松田 例えばどんなモノでしょうか。
岡田 最近お披露目のありました参合館と呼ばれる豊田市駅前の図書館ビル。このビルの中には図書館の他にコンサートホール、能楽堂も併設されています。
松田 それがいけない事なのですか。
岡田 そうではありません。加藤市長が言われる『文化論』を全て否定する訳ではありません。しかし、そうした施設が今本当に必要なのか。それに都心の一等地が適所だったのか。もっと市民レベルの論議があるべきだったと思うのです。
松田 市民にとっては計画段階の事業はなかなか情報が入ってきませんよね。
岡田 そこも問題です。市当局も情報を余り出さない。議員も計画段階で市民に意見を求めたりしないし、後援組織や地域でも結果しか報告しない。
松田 そこがいけないと言われるのですね。
岡田 その通りです。
松田 市民の立場からもっと情報を求めていかなければいけないのですね。
岡田 それが、市民参加の市政につながる第一歩だと思います。豊田市でも情報公開条例が、来年夏頃には制定される運びです。しかし、ただ単に条例が制定されるというのではなくどんな情報でも市民が求めれば開示される内容の条例にしなければなりません。
松田 ところで、岡田さんが副会長を務められている『巨大サッカー揚問題を考える会』は、今後、(仮)豊田市スタジアムの問題にどうかかわっていかれるのですか。
岡田 スタジアムの建設を見るたびに住民投票を求めた多くの市民の気持ちを踏みにじった市長および議員に強い憤りを感じています。会としては、まだ議論の途中ですが、私個人としては、スタジアム問題を過去の話にしてしまうのではなく、引き続き監視していくつもりでいます。特に、年間五億円とも言われるスタジアム維持費の赤字分に市民の血税を投入しないように要求していきます。また、議会等で市長が言っている通り、市民が気軽に使える施設になる様に要求、監視を続けて参ります。
松田 そんな豊田市政でも良い所はないのですか。
岡田 最近行った事では、公共施設から缶ジュース等の自動販売機を全て撤去した事には賛辞を送りたいと思います。業者との問題や利用者からも苦情があったと思いますが、環境問題、資源のリサイクルが叫ばれている昨今、このような事ができる当市も捨てたモノではないなと思います。それに、水道料金の一定金額を矢作川水源基金として蓄えているという政策は他の自治体からも手本にされるなど注目されています。私としてもいい事はいい。ダメな事はダメとはっきり言える議員を目指し頑張ります。
松田 それでは次回は、具体的な政策についてお聞きしますのでお願い致します。
岡田 はい分かりました。
松田 本日はどうもありがとうございました。
岡田 こちらこそありがとうございました。

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